【第7期生】中山 由貴

スラム地区にてボランティア活動

ロレガ地区サントニーニョ教会付近のスラム地区で、こどもたちに日本のドットジェイピーが集めてくれた洋服やご飯を配りました。

到着するとすぐにこどもたちが大きな挨拶で迎えてくれ、次々におんぶや抱っこをせがまれて、彼らの勢いに負けそうでした。いや負けてました。平均で10歳くらいのこどもたちでしたが、英語は私たちと同じくらい話せるし、とてもませた印象を受けました。

午後には街のスラム地区から離れた山村の集落にも訪れ、同じように洋服やご飯を配って回りました。やはり、写真を撮ろうとしてiPhoneを取り出すと、セルカに夢中になってあっという間に私のカメラロールがこどもたちのセルカで埋まりました…笑

そこかしこでおもてなしのあたたかさを感じていて、例えば、おばあちゃんたちは私たちを労って配っているご飯をシェアしようとさえしてくれました。衣食住の貧困は一目瞭然で、たしかに明日のご飯のために必死でお土産のキーホルダーを売り歩く様子がありましたが、こう言ったおばあちゃんのあたたかさであったり、こどもたちの喜怒哀楽がはっきりした感じ、活発な子もいれば拗ねている子もいる様子は、世界共通で、同じ人間なんだと強く感じます。そこにはやはり、「かわいそう」なんて感情は微塵もありませんでした。

スモーキーマウンテンにてボランティア活動

フィリピンのゴミ山については、高校の時からNPO法人のソルトパヤタスさんを通じて写真やエピソードで認知しており、やっと、訪問して現状をみることができる、という気持ちで臨みました。

今回行ったゴミ山はすでに閉鎖されていましたが、酸っぱく煙たい感じがまだ残っていて、正直、私は暮らせない、と思いました。隣には、JICAの支援でプラスチックのゴミを燃料にする施設があり、支援の様子が伝わってきました。

ここで暮らすこどもたちは英語を話せず、それでもお菓子や洋服に喜んでくれて、こちらまで元気をもらいました。特に、私が持って行った自分のワンピースを受け取ったお母さんの笑顔は、一生忘れられません。

午後には、セブンスピリット(低〜中所得者のこどもたちを中心とした音楽教室)のみんなの演奏を聴きました。彼らの演奏は、本当に独特の力強さがあり、感動しました。言語化が大変難しいですが、元気いっぱい、といった感じとは異なり、演奏に自信があって、どっしりとしたエネルギーを感じ、背景の熱心な練習を想像すると鳥肌が止まりませんでした。

この2日間のボランティア活動を経たうえでの自分のこれからを考える暇もなく今はCebu International Academy という語学学校で朝から夜まで勉強漬けです。明日からの祝日で思いっきり遊んで、帰国後にゆっくりアクションプランなりを考えようかなあ。と、思います!
サラマッポー!

語学学校体験談

3日半、朝の単語・グラマーテストと、分厚いテキスト6冊を抱えて毎日8時から18時までの授業を受けました。

フィリピンの祝日が重なり、3日半(本当は3日だけどご厚意で半日のスペシャルレッスンをつけていただきました)という短い期間に驚きながらも、優しく丁寧に最後まで教えてくれた先生方に感謝です。期間が短い理由を英語で8回くらい説明して鍛えられました…。

1回のレッスンは50分でしたが、特にマンツーマンの授業は時間が経つのが早く感じました。テキストとは関係ない、世間話や恋愛についても先生や他の生徒と英語でスムーズに話せたのは自信に繋がり、自分が今どれくらいの英語力なのかを再確認しました。

CIAは韓国資本の語学学校なため、食事は基本韓国料理をアレンジしたもので、ダイエットを期待して臨んだのに、逆に太って帰国することになりそうです。

授業が終わると、近くのショッピングモールでお菓子や夜食、洋服などを買って過ごします。フードコートのたこ焼きは6個で44ペソ(90円くらい)、ラーメンは99ペソ(200円くらい)。ジプシーっていう乗合バスはどれだけ乗っても7ペソ(14円!)。物価だけで言ったらフィリピンに住みたいですが…実質、洋服や生活必需品は日本と変わらなかったので、現地の人にとっては高価に感じるだろうなあ、と考えながら買い物をしていました。

たくさん友達を作って、帰国するのが惜しいくらいですが、帰ったら、UKへ長期留学の計画を立てようと思ってます。頑張ります。