【6期生】永田 悠飛

語学留学体験談

今日は僕が勉強しているPHILINTER(フィリンター)という学校をご紹介します。

私のコースはジェネラルコースというスタンダードなコースなのですが、1日8時間授業でみっちり勉強しています。僕の場合マンツーマンレッスンが4コマ、4人から6人の少人数クラスが2コマ、20人程度のクラスが2コマです。大人数のクラスでは主に発音や文法などを勉強し、少人数クラスでは毎回1つのテーマについてフリートークでディスカッションを行っています。事前のテスト等で細かくレベル分けをされてるので、自分だけ置いていかれるということはありません。そしてマンツーマンレッスンはリスニングやスピーキングなどを勉強していますが、先生たちはとてもフレンドリーでみんな個性豊かなのでとても楽しいです。(それぞれのクラスで担当する先生は違います)

学校自体は5時で終わりそのあとは自由時間なので基本的にはご飯を食べて宿題をしたあと友達と出かけて買い物をしたり遊んだり、マッサージ(激安です!)に行ったりしています。

基本的にみんな学校内の寮に住んでいて、日曜日から木曜日までは門限が22時なのでそのあとは学習室で勉強したり夜遅くまで中庭で友達と喋ったりしています。学校が終わった後も学習室でずっと勉強している人もいますが、個人的にはみんなでしゃべっている時が1番英語力が伸びてるなと感じています。もちろん勉強もしっかりしています!(笑)

日本にいる時に私の周りには留学する人・したい人が沢山いたのですが、みんなが口を揃えて言っていたのは“出来るだけ日本人がいないところがいい”とか“日本人とはあまり絡まないようにする”というようなことでした。きっと本気で英語を学びに行こうとしている方はみんな思っていると思います。私もそうでした。
そして実際に来てみた結果…、日本人の友達沢山できました(笑) 話すことも多いです。今となってはそんな考えはバカバカしかったなと思っています。本当に良い学校を選べばそんなことは自分の英語の上達の速さとは全く関係ありません。
それに日本人の友達経由で外国の友達が増えるスピードもとても早かったです。実際に日本人がいても英語で話すし、要は自分も含めてそこにいる学生の意識の問題です。フィリンターの先生のレベルはとても高く学生のこともよく理解しているのでとても分かりやすく丁寧に教えてくれます。もちろん決して楽ではありませんが、スパルタの学校ではありません。そしてここに集まっている学生の意識もかなり高いので、そこのバランスがとても良い学校です。 本気で英語を学ぶなら絶対オススメです!

私は1週間だけですが、今の時点でも日本人外国人関係なく一生大切にしたいなという友達が沢山できました。 私はすでに社会人ですが、これから先の人生はまだまだ長く何が起こるか分かりません。 社会人としてのこの経験は学生以上の視野の広がり方があるなと感じましたし、必ずこれから先の人生を豊かにするために生きてくると思っています。 ただ今純粋に思うことは、またここに戻ってきたい。今度はもっと長く。そう思える学校です。

ボランティア体験談

2日間のボランティアで様々なところを訪れましたので、いくつかご紹介させて頂きます。

まずはスラム街のひとつであるロレガ地区。ここでは学校に行けない子供たちが教会に集まり文字の読み書きを習ったり、ダンスや本の読み聞かせなど様々なアクティビティを行なっています。しかし子供たちが教会に集まる本当の理由はタダでご飯が食べれるから。まるで物で釣って動かしているようですが、ここに集まる子供たちは犯罪に走ることなく育って行くそうです。

次にセブのゴミ山。毎日200トンのゴミがここに運ばれて来ますが、集まったゴミを処理する環境は整っておらずどんどん増えて行く一方です。ゴミ山のすぐ横のスラムに住んでいる人たちは運ばれて来るゴミの中からプラスチックや金属などの売れるものを捜し集めて生計を立てています。ガラスの破片なども散らばっていてとても危険なのですが、子供たちはその上をサンダルで走り回って遊んでいました。

最後に山村集落というセブの中心街から車で1時間ほど離れた場所にある集落。現在セブ市では沢山あるスラム街をセブ市内から無くそうという動きがあり、スラム街で住んでいる人は強制的にどんどん山の方に追い出されているそうです。

いずれにしても環境はやはり悲惨でしたが、そこに住む人たちの目はキラキラしていて、純粋な笑顔で溢れかえっていました。一歩車から出れば子供たちに囲まれ、その地区を出る時には車が発進した後も車を追いかけ”Thank you”や”Bye bye”と言ってくれます。
ノートや鉛筆、お菓子といったプレゼントも用意してみんなとても喜んでくれましたが、なによりも彼らは一緒に遊んでくれることを求めていました。おんぶしてあげたり追いかけっこしたり写真を撮ったり、大人の人たちもその様子をニコニコしながら見守っていました。彼らは助け合いの精神で人と繋がり、それに対して感謝の気持ちを持って生活しています。

私は今までこのようなところの人たちは貧しくて可哀想だなぁと思っていました。きっとほとんどの方がそのように思っているでしょう。ですがこの2日間の活動を通して、私はそんな先入観を持っていたことに対して恥ずかしさすら感じました。可哀想だなと上から目線で言っていた僕と彼ら、果たして幸福度が高いのはどっちなんだろうと本気で考えました。
何かしらの形で支援をしようと思った時、単純にお金を与えれば彼らの生活は豊かになるでしょう。物を与えれば彼らの生活はもっと便利になるでしょう。きっと大喜びするに違いありません。ですがそれをしても今と同じように彼らが輝くことはないような気がします。私たちは先進国で生活水準が高く、物もコトも溢れかえっている環境に住んでいるが故に、そのような物やコトやそして人に対してどこか冷めてしまっている部分がありますよね。

この活動を通して本当の支援とはお金や物を与えることではなく、彼らの純粋な気持ちに応えて時間を共有する事なんだと感じました。私は彼らに人間らしさという点でいろんなことを勉強させてもらいました。見習わなければならないことが沢山あります。時間はかかるでしょうが、その人間らしさを忘れさせずに子供たちが自立する時まで支えてあげることが、今以上に彼らを輝かせる唯一の道なんだと思います。