【5期生】伊野波 美優

フィリピンボランティア体験記

セブ島に到着した翌日の早朝、さっそく貧困地区を訪れるボランティア活動から始まりました。

初めて目にするフィリピンの街並みがセブ島の華やかなイメージとかけ離れた様子に衝撃を受けました。しかし到着してすぐ、私たちの乗る車に子供たちが駆け寄ってきて尋ねました。

”Hi! What’s your name?” その姿は私がこれまで想像していたスラムの子供とはかけ離れていて、とても人懐っこく元気いっぱいでした。施設の中に入ると同時に私達を出迎えてくれたのは、子供たちの大きな歌声でした。炎天下の外はもちろん、室内もクーラーなどなく、みんな汗だくになってゲームやダンスをしました。カメラを向けると喜んでポーズをとり、とても良い笑顔で写ってくれました。貧困地区と聞いて治安が心配だったのですが、私たちが訪れた際は老若男女問わず撮影やあいさつに快く応じてくれました。

次に向かったのがスラム街にある、地元の人が集うマーケットです。東南アジアらしい果物や魚、肉などが炎天下の中並んでいて、混ざり合う独特の匂いにカルチャーショックを受けました。そこで最も印象に残っているのは、マクドナルドの周りで目にしたお土産売りの子供たちの姿です。彼女たちが生活の為、必死に買ってくれと頼んでくる姿に、とても胸が苦しくなりました。

そして日本のボランティア団体から奨学金を受けて勉強している子供たちとダンスや絵を描くアクティビティをしました。彼らは日本語で自己紹介をしたり、日本の歌も知っていたので驚きました。私達は出発前に彼らの写真をもとに、洋服をコーディネイトしてプレゼントすることになっていました。気に入ってくれるか心配でしたがみんな喜んでくれて嬉しかったです。

ボランティア初日の最後に訪れたのは山村に住む子供たちでした。そこでも子供たちは元気いっぱいで、おんぶをせがんだりボール遊びに誘ってくれました。また山村の集落でありながら、3歳位の小さな子でさえ英語を話せることに驚きました。フィリピンでは第二言語として英語を話せる人が多いとは知っていましたが、経済的に恵まれていなくても、特別な教育を受けることなく英語を話せている子供たちを見て、日本も教育システム、個人の意識ともに見習わなければと感じました。

二日目にはゴミ山を訪れ、その周りに住んでいる方にお話を伺うことができました。またNPO法人のセブンスピリットが運営する音楽学校では、子供たちが一生懸命かつ楽しそうに演奏する様子を見ることができました。

二日間のボランティアで感じたことを全てここに記すのは難しいですが、全体を通して学んだことが一つあります。今の時代はインターネットで検索すれば世界中の様子が簡単に見れます。私自身フィリピンのスラム街やゴミ山の写真や映像を見たことはありました。しかしゴミ山に到着した時の強烈なにおい、30度を超える炎天下の暑さ、そして現地で私達が触れた人の温かさは、実際に自分の身で体験しないと得られない感覚だと思います。

第5期生として、現地の様子をただ報告するだけでなく、何を感じたか、自分にどう影響を受けたかを伝えることで、自分も行動してみよう、という誰かのきっかけになれたらと思います。

フィリピン語学留学体験記

スタディーツアー3日目の今日は、語学学校での英語学習初日でした。メンバー8人が4カ所の学校に分かれ、5日間という短い期間で集中的に英語を学びます。私はPhilinterという学校に通っています。

到着したのは夜だった為気づきませんでしたが、プールが広がり施設も新しくてきれいな学校です。初日は各々の英語力を測るため、レベルテストを受けました。マンツーマンのSpeakingから始まり、Writing,Listening,Reading&Vocabularyと、全ての面での英語力が試されます。その結果を基に個人の能力に合わせた時間割が組まれ、明日から本格的に授業が始まります。

私はスピーキングのスコアが低かったこともあり、英語を話す必要性に迫られたこの機会を活かしてスピーキングを重点的に特訓していきたいです。

生徒の割合は日本人、韓国人、台湾人が主で、その他様々なアジア圏の人が見られます。また年齢層も幅広く、海外で起業するために英語を勉強している社会人の方もいました。

私も今回の経験で感じた様々な学んだことを、滞在期間だけでなく帰国後も向上心につなげ、目標に向かって英語学習に力を入れていきたいと思います。まずはこの5日間で、少しでも成長を見せられるよう真剣に取り組みます!